忍者ブログ
講談社やら集英社やらのライトノベル作家みみとミミの物書きブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 現在は六月、もうじき夏季地区予選が始まる。
 そして、俺は二年。
 そこから丸一年ということは、三年の六月まで公式戦に出場できないということ。
 さらに、三年生には春の甲子園に出場する資格がない。
「要するに、俺は高校野球選手生命をかけて転校したんだよ」
「それで、みゆきちゃんの手違いを勘違いして女子野球部に入部した、と。度し難い莫迦ね」
「まだしてねえよ! するわけねえだろ!」
 ひなたの呆れ顔にもこの程度しか言い返せない。
 実際、莫迦すぎた。
 一度でもチェックをしていれば、こんなことにはならなかったはずなのに何をしているんだ、俺は。
「……ともかく、そういうわけだから、俺は女子野球部に入らん」
 そこまでの流れで把握できてはいたのだろう、女子部員たちは落胆しながらもあきらめの表情を見せていた。
 しかし、女子野球部に男子の俺を迎えて、どうするつもりだったのか――
「ま、しかたないわね」
 ひょい、とひよりも肩をすくめた。
「あんた、これからどうするの?」
「しばらくすれば、男子の方も来るんだろ? そっちに入部届けを出しに行くつもりだ」
「ふぅん」
 と、一息。
「じゃあさ、男子が来るまでの間、あたしたちの練習見て行ってくれない?」
 ……まあ、わざわざ歓迎準備してくれたんだ。それくらいの義理はあるだろう。
「わかった。見せてくれ」
「おっけー、グラウンドに来なさい!」
 ひなたは胸を張った。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10月 2019年11月 12月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新トラックバック
プロフィール
HN:
みみとミミ
性別:
非公開
職業:
ライトノベル作家
バーコード
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]