忍者ブログ
講談社やら集英社やらのライトノベル作家みみとミミの物書きブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

どういうわけか、数日前倒しする形で発表されました。第十回スーパーダッシュ小説新人賞。今、ここで賞の名前を書き間違った私がなぜか混ざってるのは集英社の釣りだと信じて疑いません(何


結果からいうと、落選でした。
ただ、「賞は与えられないけれど、刊行しませんか?」とのお話をいただきました。いわゆる『拾い上げ』というやつです。
もっとも、電話口では即答できず、資料片手に集英社まで足を運んで担当編集さんとお話をしてようやく意志が固まったのですが。

「このことは言ってもいいけど、あんまり言わない方がいいよ?」

と、担当編集さんには釘を刺されました。
ですが、今後の活動に大きな影響――主に、スレ建て頻度がしばらく落ちることなど――を与えることを考慮して、事前にお知らせする道を選びました。

「こういうブログ記事は問題あるから消してね」
と言われれば消すつもりです。そこはご了承を。
「っていうか、口が軽いやつは信用できないから、出版の話はなかったことに」
と言われれば消すつもりです。何をかは申せません(何


さて、審査委員の先生方の選評を抜粋してみました。

ミミの主観で、「評価が高かったんじゃないかな?」順に並べてみたのでご覧ください。

中村航先生
『魔王な使い魔と魔法少女な正義部員』
 良い意味で問題作だと感じた。物語の前半、主人公の自我は、「対象との距離の取り方」で固くガードされている。そのガードが後半、優しいものを守りたい、という隠された意志によってゆるやかにほどけていく。説明だけではなく、文章の流れでそのことが表現されていたのは見事だった。受賞に至らなかった理由として、特に前半、その「対象との距離の取り方」によって、読み手にかなりの忍耐を強いてしまっているということがあろう。うまく改稿されれば、傑作になり得る作品だ。

稲垣理一郎先生
『魔王な使い魔と魔法少女な正義部員』
伏線を生かしたバトルなど、後半が尻上がりに面白かったです。
ただ「展開をこうしたい」というのが先にあって、それに合わせて人間が動かされてる印象。会話も冗長。
主人公がひたすら優しい、という押しは好感度が高いですが、それだけではキャラとして足りません。
 
高橋良輔先生
『魔王な使い魔と魔法少女な正義部員』
 最初から最後までごたごた感に支配される。かつて主人公が救えなかった少女への救済も中途半端な感じがする。キャラクター全ての反応も「ぎゃあああああああああああああああああああああ」的で感情過多で鬱陶しい。しかしながらなぜか新しい表現の可能性が感じられてならない。

堀井雄二先生
『魔王な使い魔と魔法少女な正義部員』
 作者の頭の中には、この物語の世界観がハッキリと見えているのだろうと思うのだが
 そのぶん先走りすぎていて、読者的に置いてきぼりを感じるような気がする。
 たとえばハルちゃんの登場シーンなど、初出なのに初出らしくなく、あれ? これまでに出てたっけ? と読みかえしたりしてしまった。ラストのバトルはよかった。

新井素子先生
 『魔王な使い魔と魔法少女な正義部員』。読みやすかったです。ただ、ハルの登場シーンなんかは、非常に状況が掴みにくい。読んで意味が判る読みやすい文章をお願いします。あと、主人公、あまりにナイーブではないか? ここまでナイーブだと、読んでいて辛いです。

……。
まあ、落選しているわけですから当然ですが、中村先生以外はピンと来ないお話だったようです。

ただ、今日公式発表されるまで私も選評がどうなったのか知らなかったのですが、想像を大幅に超えて中村先生にほめていただけてました。
それだけでもすごーく報われた気分です。


さてさて、裏話。

 280 :2009/05/14(木) 03:23:27.95 ID:a3TmBqJoP
 >>279
 ちゃんと教習出れwww
 
 終盤まで引っ張れば、後は論理展開がっすんがっすんやるだけだから、得意分野ー
 やめられないとまらなひやっはー!
 
 一応、その辺の『重要キャラ使い捨て』みたいなやり方の実験作だったりする
 ものすごーく不評だし、自分でもものすごーく不満だが、まあそのうんさーせんwww
 
 『魔法』というか『魔法陣』の話はもっとしっかり書きたかったなぁ……
 なんというか、400ページも埋めたのに、まだまだ全然書き足りない感じですたorz


はい。
というわけで、当時も言っていたとおり『実験作』でした。
後出しじゃんけんじゃないよ、という証拠にちょっとログをぺたぺた。

では、いったいどういう実験をしていたかというお話。
1.主要キャラの使い捨て
2.雰囲気をにおわせるだけで、明言を避ける

このふたつが主です。
前者はほとんど指摘されていませんが、個人的にはどちらも大失敗だったと思っています。
他に、性転換主人公について、もっとうまくできないかという試み(コレも失敗)。文体をめいっぱい軽くして、読みやすさを徹底的に重視する(割と成功?)。

細かいところに踏み込むと、先生方も指摘しておられる「ハルの登場シーンのわかりにくさ」。これは、『主人公=魔法少女』とわかるのを遅れさせて、ミスリードをしよう――として、しなかった名残です。大失敗。


「失敗だらけじゃないか!」と言われれば「そのとおりです、はい」です。
「言い訳?」と言われれば「そのとおりです、はい」です。

まあ、「指摘された問題点の意味はわかるよ! 絶対、面白いものに直せるよ!」という決意表明のようなものと捉えていただければ幸いです。


現在、担当編集さんに提出したプロットにおkが出たので、改稿版第一稿を書き始めています。
前半の引力の低さが私の最大の弱点です。序盤の土台作りは、担当編集さんと相談しながら時間をかけてしっかりとやっていきたいと思います。

失望させないくらいには早く、スレでも遊ぼうと思います。

ミミさんの方針は「こんなの考えたから、みんな遊ぼうぜ!」です。これは変えませんし変わりません。


今後は制作事情なんかをちまちま更新しながら「へぇ、こういう風にラノベって本になるんだ」と面白がってもらおうと思います。グフフ(何

ではでは。


追記。
ペンネームを変えないといけないようです。
『名前っぽい感じ』を念頭に何かアイディアをいただければ、採用させていただくかもしれません。

個人的には、もう慣れてしまったので『ミミ』部分はどうにか残したいんですがねぇ……。

さらに追記。
リンク貼り忘れてた。
http://dash.shueisha.co.jp/sinjin/sd_10.html


コメントレスー。

>某ラノベの後書き作家ならぬ冒頭作家になるんですね (04/14コメント)

あとがき遊びはやりたいなぁ。
1巻目でやると問題あるかもしれないけれど……でも……うーむ、悩ましい。


>>えーと……詳細はまだ語れません。はい。25日までお待ちを。
>
>>じゃあ、何をしているかと言われれば、プロットの再構築をやってます。
>
>
>え~っと、おめでとう。
(04/14コメント)
一番微妙な結果とはこのことだぁー!
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
もうあのスレ見てから2年経ったってことがまず驚きですねおめでとう
清岡 2011/04/23(Sat)00:08:47 編集
おめでとう
とりふぉで入った名無しの一人です
ミミタンとはスレを通じて色々やり取りしました
反発したことも有りましたし
殆どのスレ住人を敵に廻した事もありました

ミミタンが今プロへの足がかりを手にした今では
「大学辞めて、プロになるんだ」と言い出したミミタンを一生懸命諌めた事が思い出されます。

聞きたい事が有ります
「大学卒業は遠回りでしたか?」
あの時僕は余計な事を言ったのでしょうか?

兎も角 初出版おめでとう
流れが速く新人がドンドン出てくる世界なので
シッカリと足場を固めて下さい。
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(Mon)01:00:27 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08月 2018年09月 10月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
最新トラックバック
プロフィール
HN:
みみとミミ
性別:
非公開
職業:
ライトノベル作家
バーコード
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]