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講談社やら集英社やらのライトノベル作家みみとミミの物書きブログ
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――商品の価値をゼロ円以上にするのは著しく困難なことである。

なんのこっちゃい、と思うようなお話ですが、割と単純な理屈。

たとえば、あなたの目の前にセールスマンが現れたとしましょう。
彼は高さ1メートルほどの仏像を取り出して、あれこれセールスを始めました。
「有名な人が彫った」「材質がいい」「霊験あらたか」「たった1万円でのご提供」

なるほど、すばらしいのですねだが、要らぬ!

もし、あなたが熱心な仏教徒だったりこの手の工芸品の収集家だったら違うかもしれませんが、至極一般的な日本人はそんなに仏像に価値を見出していません。
仏像を例に挙げたのでちょっと不謹慎かもしれませんが――転売するならともかく、個人が私的に所有したいと思うものではないわけです。

価値がわかる人が見れば1万円が10万円でも安い品かもしれませんが、そんなこと大多数の人にはわかりません。
それこそ、スペースをとるので1万円が1000円でも。いや、『1円でさえ要らない』ということもありえるわけです。

さて、では『物語』はどうでしょうか?

今現在、ネット上には1万や10万ではとても足りないような数の物語があふれています。
刊行物に限っても、国会図書館には3000万冊を超える書籍がひしめいています。

この数はあまりにも膨大です。
仮に3000万冊を1冊1分の速読で1日20時間ぶっ通しで読んだとしても68年以上かかります。
この68年の間にも書籍はどんどん増えていきます。

はっきりと、一生の間に読める物語には限りがある、とわかる数字です。

そうでなくとも、著作権は日本の著作権法に従うならば著者の死語50年しか認められていません。
事実、青空文庫さんなど、著作権切れの有名作品をネット上で公開しているサイトも存在します。知っている人も多いのではないでしょうか?

でも、


はっきりと過去に実績を持つ、著名な作品であるそれらを――何冊読みましたか?


ほとんど読んでいないと思います。
ゼロ冊という人も珍しくないと思います。

「読む時間が惜しいから」「面倒くさいから」「好きなジャンルじゃないから」「挿絵がないから」

まあ、理由は様々でしょうけれども、結論としては『どれだけ優れた文学作品でも、万人に対してゼロ円の価値を超えるのは難しいということです。

















――だから、夏コミで新刊が7冊しか売れなくても泣かなくていいんだよね!
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